ペルソナシリーズ:全ゲーム作品とスピンオフの完全年表
『ペルソナ』シリーズは、『真・女神転生』のスピンオフとして始まりながら、独自のアイデンティティを確立し、現代RPGの礎となっています。主要な続編、リメイク、アニメ化、舞台化などを経て、マルチメディア展開を広げるペルソナは、その勢いを衰えさせていません。
現在PlayStation 5、Xbox Series X、PCで配信中の『ペルソナ3 リロード』をきっかけに、新規プレイヤーがどこから始めるべきか悩むかもしれません。以下では、全作品とスピンオフを網羅した完全ガイドを提供し、新人向けのおすすめ開始点と時系列順・発売順でのプレイ方法を詳しく解説します。
ジャンプ先:
時系列順でのプレイ方法発売日順でのプレイ方法今後のリリース予定
ペルソナシリーズの作品数は?
現在、20作のペルソナゲームが存在します。多くはメインタイトルの拡張版で、追加ストーリーを含む再リリースやリメイクです。単純な移植やリマスターは除外していますが、以下では各タイトルの全バリエーションを紹介します。
初心者におすすめのペルソナ作品は?
シリーズ初心者には、『ペルソナ3 リロード』、『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』、または『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』が最適です。これらは第3・4・5作目の最新版で、PCや主要コンソールで遊べます(ただし『ペルソナ3 リロード』はNintendo Switch未対応)。
途中から始めてストーリーを理解できないのでは?と心配する必要はありません。『ペルソナ3』、『4』、『5』はそれぞれ独立した物語で、新規キャラクターが登場するため、どの作品からでも楽しめます。選ぶ際は、ゲームプレイ動画を見たり、ソーシャルリンクのシステムをチェックして、自分に合ったものを探しましょう。

ペルソナ3 リロード
54PS5、PS4、Xbox Series Xでプレイ可能。Amazonで購入
ペルソナ4 ザ・ゴールデン
42PC、Xbox、PS5、Nintendo Switchでプレイ可能任天堂ストアで購入
ペルソナ5 ザ・ロイヤル
103PC、Xbox、PS5、Nintendo Switchでプレイ可能Amazonで購入
全ペルソナ作品とスピンオフ(時系列順)
以下の説明には、キャラクターや舞台設定、プロットの軽いネタバレが含まれます。
1. 女神異聞録ペルソナ(1996)

シリーズ初回作となる『女神異聞録ペルソナ』は、高校生が悪魔と戦う『真・女神転生if...』の成功を受けて開発されました。御影町を舞台に、超常現象と戦う青少年たちのダンジョン探索RPGで、ペルソナの発動システム、ベルベットルーム、若者キャラクター陣といったシリーズの基礎を築きました。
ランダムエンカウント制のダンジョンを進み、戦闘で仲間を強化するシステムが特徴です。
2. ペルソナ2 罪(1999)

1999年に発売された『ペルソナ2 罪』は、周防達也と仲間たちが、仮面党というカルト組織と「ジョーカー」という敵対者に立ち向かう物語。噂が現実化するという設定を軸に、ダンジョン探索やペルソナ戦闘が展開されます。翌年には続編『ペルソナ2 罰』が発売され、物語が完結します。
『ペルソナ2 罪』のレビューはこちら
3. ペルソナ2 罰(2000)

『罪』の続編である『罰』では、天野舞耶が主人公として登場。「ジョーカーの呪い」をめぐる調査の中で、前作の敵と再び対峙します。ターン制戦闘とダンジョン探索の基本システムはそのままに、パーティー育成が中心の内容となっています。
『ペルソナ2 罰』のレビューはこちら
4. ペルソナ3(2006)/ ペルソナ3 FES(2007)/ ペルソナ3 ポータブル(2009)/ ペルソナ3 リロード(2024)

現代ペルソナシリーズの基礎を確立した『ペルソナ3』は、カレンダーシステムを導入し、学園生活(授業、人間関係構築など)と「タルタロス」での戦闘を両立させる新スタイルを確立。主人公・結城理を中心に、深夜に現れる「ダークアワー」と魔物の塔の謎に迫ります。
ソーシャルリンクや日課管理システムが導入され、後のシリーズの方向性を決定付けました。
『ペルソナ3 リロード』のレビューはこちら
ペルソナ3のバリエーション:
『ペルソナ3 FES』はエピローグ「ザ・アンサー」と女性主人公ルートを追加。『ペルソナ3 ポータブル』は携帯機向けに女性主人公を採用するも「ザ・アンサー」は非搭載。『ペルソナ3 リロード』は最新リメイク版で、両要素をカットしています。
5. ペルソナ3 ダンシング・ムーンナイト(2018)

『ペルソナ3』本編中を舞台にしたリズムゲーム。エリザベスからの挑戦状により、S.E.E.S.メンバーがベルベットルームでダンスバトルを繰り広げます。本編の登場人物と楽曲を用いた正史扱いのスピンオフです。
6. ペルソナ4(2008)/ ペルソナ4 ザ・ゴールデン(2012)

田舎町・稲羽市を舞台に、都会から転校してきた主人公・鳴上悠が、連続殺人事件の真相を追う物語。テレビに映る異世界「ミクナマヨイ」でペルソナ能力を駆使して戦います。
『ペルソナ3』のシステムを発展させ、カレンダー管理、ソーシャルリンク、ダンジョン探索がさらに進化しました。
『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』のレビューはこちら
ペルソナ4のバリエーション:
2012年の『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』は新規ストーリーと追加ダンジョンを収録した拡張版で、現在ではこちらが定番となっています。
7. ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス(2014)

『ペルソナ3』と『4』のクロスオーバー作品。両作品のチームが歪んだ稲羽高校に閉じ込められ、迷宮を探索しながら脱出を図ります。シリーズ原点回帰のダンジョン探索型RPGです。
『ペルソナQ』のレビューはこちら
8. ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ(2012)

『ペルソナ3』『4』のその後を描く対戦型格闘ゲーム。鳴上悠が再び訪れた稲羽市で、謎のテレビ世界のトーナメントに参加します。『ペルソナ3』からはアイギスや桐条美鶴も参戦。
『ペルソナ4 ジ・アルティマックス』のレビューはこちら
9. ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド(2013)

前作の続編で、『ペルソナ3』からはユカリや順平、『ペルソナ4』チームが再集結。トーナメントの黒幕に挑むストーリーと強化された戦闘システムが特徴です。
『ペルソナ4 ジ・アルティマックス』のレビューはこちら
10. ペルソナ4 ダンシング・オールナイト(2015)

リズムゲームスピンオフ。『ペルソナ4』の調査隊が「真夜中のステージ」という異世界で踊りながら事件を解決します。本編正史に位置付けられた作品です。
『ペルソナ4 ダンシング・オールナイト』のレビューはこちら
11. ペルソナ5(2016)/ ペルソナ5 ザ・ロイヤル(2019)

冤罪で東京にやってきた主人公・Jokerが、怪盗団を結成して悪人の「パレス」に潜入する物語。『ペルソナ3』『4』のシステムを継承しつつ、「メメントス」や交渉システムを導入しました。
『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』のレビューはこちら
ペルソナ5のバリエーション:
『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』は新キャラ・芳澤かすみと追加セメスターを収録した拡張版です。
12. ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス(2018)

『ペルソナ3』『4』『5』のクロスオーバー作品。映画館に閉じ込められた三作品のキャラクターたちが、映画世界を探索します。
13. ペルソナ5 タクティカ(2023)

『ペルソナ5』本編中のエピソードを描くターン制ストラテジー。『XCOM』風のグリッド戦闘で、洗脳された仲間を救出します。
『ペルソナ5 タクティカ』のレビューはこちら
14. ペルソナ5 ダンシング・イン・スターダスト(2018)

『ペルソナ5』のリズムゲームスピンオフ。キャロライン&ジャスティンが怪盗団をベルベットルームに招待し、ダンス対決を挑みます。
15. ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ(2020)

『ペルソナ5』本編から4ヶ月後の夏休みを舞台に、怪盗団が再結集。『無双』シリーズ風のアクション戦闘で新たな陰謀に立ち向かいます。
『ペルソナ5 スクランブル』のレビューはこちら
全ペルソナ作品とスピンオフ(発売順)
女神異聞録ペルソナ(1996)ペルソナ2 罪(1999)ペルソナ2 罰(2000)ペルソナ3(2006)ペルソナ3 FES(2007)ペルソナ4(2008)ペルソナ3 ポータブル(2009)ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ(2012)ペルソナ4 ザ・ゴールデン(2012)ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウル
            


