• Flexionが再びEAと提携し、サードパーティ製アプリストア向けに同社のモバイルゲームカタログを展開
• Google PlayおよびiOS App Storeのエコシステム外のプレイヤーへのアクセス拡大を実現
• Apple/Google以外の流通経路に対する大手パブリッシャーの信頼度向上を示すゲームチェンジャーの可能性

サードパーティ製アプリストアは今年、特にEUが義務付けたAppleの政策変更以降、業界議論の中心となっている。今回Flexionは――以前Candy Crush Sagaを代替プラットフォームに提供した実績を持つ企業として――EAとのパートナーシップを更新し、この新興ストアを通じて同パブリッシャーの代表作モバイルタイトルを配信する。

「これはプレイヤーにどう影響するのか？」と疑問に思われるかもしれない。従来、モバイルゲーム流通はAppleとGoogleの閉鎖的環境にほぼ限定されていた。

tech giantに制限的慣行の緩和を迫る近年の法的圧力が、代替プラットフォームの急成長を促進している。ゲーマーにとっては？ 新規参入ストアが市場シェアを争う中、競争力ある特典が期待できる。

Epic Games Storeの無料タイトルプログラムは、新規参入企業が採用する積極的戦略を具現化している。EAのプラットフォームパートナーがこれと同水準の施策を実施するかは不明だが、AppleやGoogleの従来の基準よりも開発者寄りのポリシーを提供することは確実だ。

EAの市場影響力を考慮すると、今回の提携は特に意義深い。業界の巨人が代替流通経路を受け入れることで、中小開発者も続く自信を得られる。

サードパーティ製ストアで配信されるEAタイトルの詳細は未公表だが、Diablo ImmortalやCandy Crushシリーズの追加作品などが候補として想定される。