BAFTA、衝撃の選出で最も影響力あるゲームを授賞
英国の映画・テレビ芸術アカデミー(BAFTA)— 映画、テレビ、ゲームにおける卓越性を称える英国を代表する独立芸術団体 — は、史上最も影響力のあるビデオゲームとして驚きの選択を発表しました。
驚きの首位
BAFTAが実施した英国全国調査により、『グランド・セフト・オート』、『テトリス』、『ワールド・オブ・ウォークラフト』、『マインクラフト』、『DOOM』、『ハーフライフ2』といった伝説的なタイトルがすべて選出されたものの、圧倒的勝利を収めたのは1999年にドリームキャスト向けに発売された『シェンムー』であったことが明らかになりました。
この画期的なアクションアドベンチャーゲームはオープンワールドのストーリーテリングを開拓し、主人公・芭月涼が父親の殺害の復讐を目指す旅を描きました。BAFTAはこれを「1980年代の横須賀を前例のない詳細さで再現したもの」と評しています。
ランキングトップ5
上位5タイトルは以下のクラシック作品で占められました:
- 1993年の『DOOM』— 革新的なファーストパーソン・シューティングゲーム
- 『スーパーマリオブラザーズ』(1985年)— 世代を定義したNES用プラットフォーマー
- 『ハーフライフ』(1998年)— Valveによるパラダイムシフトを起こしたFPS
- 『ゼルダの伝説 時のオカリナ』(1998年)— 任天堂のN64による傑作
『グランド・セフト・オートV』、『Halo』、『フォートナイト』などの現代の人気作が注目すべき欠落となっています。
クリエイターの感動的なコメント
「このような深い光栄に浴し感激しております」と、『シェンムー』の生みの親である鈴木裕氏は語りました。「開発を始めた当初、私たちは『ゲームの世界はどこまで現実に近づけるのか?』と自問しました。今回の評価は、私たちの先駆的なビジョンが数十年経った今でもクリエイターに影響を与え続けていることを証明しています。」
鈴木氏は、シリーズを熱烈に支持するファンに向けて特に感謝の意を述べました:「変わらぬご支援が、私たちの進行中の旅の原動力です。これは決して終着点ではありません— さらに多くのシェンムーの物語が待っています!」
完全なランキング
BAFTAが選んだ最も影響力のあるゲーム21作品の完全なリストは以下の通りです:
- シェンムー (1999)
- DOOM (1993)
- スーパーマリオブラザーズ (1985)
- ハーフライフ (1998)
- ゼルダの伝説 時のオカリナ (1998)
- マインクラフト (2011)
- キングダム・カム:デリバランス 2 (2025)
- スーパーマリオ64 (1996)
- ハーフライフ2 (2004)
- ザ・シムズ (2000)
今後の展望
2025年のBAFTAゲームアワード授賞式は4月8日に開催され、『Senua's Saga: Hellblade 2』、『Astro Bot』、『Still Wakes the Deep』がノミネート数をリードしています。前回の大勝者である『Baldur's Gate 3』は最優秀ゲーム賞を含む5つの賞を受賞しました。



